スマホの性能表の意味とは
性能表に乗ってる言葉の意味ってなんなの?なんで?の答えにもう一歩踏み込んでさくっと解説をお届けします。

スマホの性能の意味とポイント〜メモリ編〜

メモリが無いとCPUは仕事が出来ません
CPUの周波数とコア数の話の次はメモリについて説明していきたいと思います。CPUの説明が長くてやれやれとなっている所で悪いのですが、これまたCPUに関連する話です。と言うのも、CPUはメモリが無いと働けないからです。
メモリは名前の通り「記憶」する装置です。ここで言う「記憶」は普段イメージするものよりも少し大きな意味合いでして、身近なもので言えば紙や本もメモリになります。何かの仕事をする時は仕事の内容や経過などを記憶しておかなければ進めていくことが出来ません。これと全く同じで、メモリの無いCPUは仕事が出来ないので役に立たないのです。メモリと聞いてぱっと思い浮かぶのが「頭の中にある記憶」ですが、コンピューターにおけるこの「頭の中にある記憶」を主記憶、メインメモリとは呼びません。机(作業台)のような位置取りにある物をメインメモリと呼びます。一方、頭の中にあるメモリはキャッシュメモリと呼んでいます。これはCPUの中にある小さなメモリです。これとは別に仕事内容とデータが保存されている物置小屋のような場所があり、USBメモリ、SSD(シリコン・ソリッド・デバイス)、ハードディスク、ブルーレイディスク、DVDなど色々あります。
メモリの種類
これら3つのメモリの関係としては、早い方から、キャッシュメモリ>メインメモリ>USBメモリ等、となります。机で仕事をすることを基準に考えた時、机を使わずに頭の中だけで仕事が出来るならそれは早いです。一方、庭にある物置小屋に書類を取りに行ってから机に広げて仕事をするのは時間がかかるのと似ています。
早さとは正反対になるのが記憶の量です。こちらは、USBメモリ等>メインメモリ>キャッシュメモリ、になります。机を基準に考えた時、物置小屋にはより多くの物が詰め込めます。一方、頭の中だけで覚えてることには限界があります。
メモリの得意・不得意
メインメモリの性能を見る時のポイント
さて、メモリの種類によって容量と早さが違うと説明してきましたが、次はメモリの中でもメインメモリの性能の良し悪しについて説明していきましょう。 メインメモリは先程「作業台のようなもの」として話をしましたが、作業をする際にはどれだけ物を広げられるか(容量)と、どれだけ簡単に広げた物を使えるか(早さ)が重要になります。この内、早さについては公表している会社が殆どありません。CPUと同じく詳しく調べ、メモリの種類をみれば分かるのですが、実際はCPUの方で「どの種類のメモリを使う」というのが決まっているので、まるでCPUの性能の一部であるかのようにメモリの性能が大体決まってしまうのです。一方、何処の会社でも確実に公表されているのは容量の方です。こちらの方が重要視されているのには理由があります。 何故早さよりも容量の方が重要視されるのか。それは、容量が不足してると一気に遅くなるからです。これは先程説明した使い易さによる早さの差が大したものでも無いと思ってしまうくらい、容量が足りないと顕著に遅くなります。例えば、3桁の数字を覚えて答えるのは簡単でしょう。これが10桁の数字を覚えようとした時、大抵の人は頭で覚えておくのは大変なので紙にメモするでしょう。メモをすれば頭で覚えておくよりも多くの数字を簡単に答えることが出来ますが、少し時間が掛かります。更に30桁にもなるとメモをしながら、ちょっと待って、と言って途中で合っているかどうかの確認が必要になってきたりします。これでは3桁の数字の場合よりもかなり遅いです。そして更にメモにも書ききれない数字を覚える必要が出てきたら、もっと大きなメモ帳を探しにいくか、諦めて覚えるのを拒否するでしょう。これと同じことが起きるのです。頭の中のキャッシュメモリだけで仕事をするには記憶できる量が小さ過ぎる、それなので作業台に当たるメインメモリで主に(メインに)仕事をすることになる。けれども、作業台に全ての仕事内容を入れておくことは出来ないので、それとは別に物置小屋(USBメモリ等)があって道具や書類を持ってくる、といった感じです。これを簡単に言い換えると、作業の量に大して十分の量のメインメモリが必要、となります。とは言え、スマホで行う作業では特殊なゲームでもない限り、OSが使用する分を除いて0.2〜0.3GB(ギガバイト)もあれば足りるような作業ばかりです。性能表で1GB(ギガバイト)もあれば、大抵のことなら全く問題なくメモリの範囲内で作業できるでしょう。今のはスマホの話ですが、もしパソコンならOSは大きいですし、そこで処理をする内容も大きいので最低でも2GB(ギガバイト)は欲しいです。
物置小屋のメモリの種類と特徴
CPUに内蔵されている頭の中の記憶にあたるキャッシュメモリ、そして作業台に当たるメインメモリの説明まで終わりました。最後は物置小屋に当たるメモリです。これには色々な種類がありまして、USBメモリ、SSD(シリコン・ソリッド・デバイス)、SDカードメモリ、HDD(ハード・ディスク・デバイス)、テープ(今でも現役)、他にも廃れていった物が多々あります。この中で小型、省電力なのはUSBメモリ、SSD、SDカードメモリ等の半導体のメモリです。これらはモーターで動かしているような部品もありませんので衝撃を与えた際に動いている場所が周りに当たって削れて駄目になる事が無く、落下は日常茶飯事のスマホの部品として最適なのです。
これらの半導体メモリもメインメモリと同じように早さと容量が性能を決めるのですが、何処のカタログを見ても容量だけ記載されています。早さについては製品によって差がありますが、スマホで使用している半導体メモリはかなり早いのでこの物自体の早さよりも物置小屋までの道の幅の広さの方が重要になることが多いのです。この幅はCPUからみてどのような位置と規格で半導体メモリが繋がっているかというかなり突っ込んだ話になるので、ここでは申し訳御座いませんが説明を省略します。ざっくりと説明すれば、店先でUSBメモリを見ていると「高速なUSB3.0対応!」というのがあると思います。あのUSB3.0が道の幅の広さだと思って下さい。USB2よりもUSB3.0の方が広いです。さて、早さも大事ですが、物置小屋の役割として外せないのが物を入れる容量になります。簡単に言ってしまうと、この物置小屋に入らないような仕事は出来ないのです。これをより具体的に言えば、物置小屋にしまっておきたい物と、作業する際に一時的においておきたいものを置けるスペースが物置小屋の容量に収まらないといけない、となります。スマホであればカタログでROM(本ページではより実態に近い表記としてSSDにしています)が16GB(ギガバイト)あれば大抵足りるでしょう。8GB(ギガバイト)でも頻繁に利用しない方なら足りそうです。もし足りない場合は、近所の家電量販店等でマイクロSDメモリ辺りを不足分に応じて、少し余裕が出るくらいに追加購入すれば、スマホにカードを指す場所があるので不足分を補えます。パソコンの場合はより大容量になり、単価が安いHDD(ハード・ディスク・ドライブ)の方が主流です。こちらは、500GB(ギガバイト)は当たり前の桁違いの容量になっています。500GBにもなると、動画を大量に保存したり、動画を作成するような場合でなければそう簡単には埋まらない程の容量です。逆に言えば、スマホではそのような用途には向いていない、つまり、節約しながら使うものであると言えるでしょう。
以上でメモリについての説明は終わりです。細かいことを書きましたが、スマホではメインメモリ1GB以上、ROM(SSD)16GB以上が推奨、ROM(SSD)が不足したら追加でマイクロSDメモリを購入という話でした。
次のページではスマホに搭載されているカメラの説明について説明していきたいと思います。
スマホの性能の意味とポイント〜カメラ編〜→→
←←スマホの性能の意味とポイント〜バッテリー・CPU編〜
←←スマホの性能を何処から見ると全体が分り易いのか〜
トップに戻る
最終更新日:2015年07月02日