初心者向け。格安スマホってなんなの?なんで?の答えにもう一歩踏み込んでさくっと解説をお届けします。

格安スマホとは...スーパーのようなもの、です

格安スマホって何?
聞いただけではどうも胡散臭い気がしてしまう”格安スマホ”こと格安スマートフォン。他にも”格安SIM”や”MVNO”という単語で話題の”格安スマホ”ですが、最近は色々な会社が”格安スマホ”を始めています。
気になるけど胡散臭いこの”格安スマホ”ですが、実態を簡単に説明すると”スーパーのようなもの”です。
格安スマホとは
格安スマホは大手3社の商品を販売するスーパー
今までのスマートフォン(携帯電話)は大手3社のdocomo , softbank , au が独占している状況でした。この3社をパン工場とすれば、格安スマホの会社はパン工場からパンを仕入れて販売するスーパーの関係になります。
具体的には、携帯電話の大手3社の設備(回線)を借り、その借りた分で”格安スマホ”を販売しています。つまり、大手3社のdocomo , softbank , au が直接スマートフォンを売っていた代わりに、格安スマホの会社が販売しています。
格安スマホの違い
それって安くなるの?
格安スマホは、大本の大手3社からユーザーにどのようにして製品・サービスが届くかという観点からみると、大手3社とユーザーの間に格安スマホの会社が1社増えている形になります。つまり、中間に会社が増えているので、安くなるのはおかしい気がします。そもそも大手3社で激しく競争していれば他社が入れる隙間は無い筈です。それに、大手3社からすれば競争相手を増やす可能性のある格安スマートフォン会社の参入を阻止したいものです(注:独占企業となるので、法律上あからさまな妨害は禁止されている)。
ですが、現実的に商売のチャンスがあると思った会社が次々に参入しているのが実情です。つまり大手3社の考えと実際のユーザーの考え方にずれがあり、その解決策をユーザーに提示すれば利益を出せると考えた会社が多いということです。これはあくまで推測ですが、大手3社はかなりの数のユーザーにとってあまり必要ではないサービスがセットになったものだけを提供しており、割高になっている状況だからこそ、そこが商機だとみて参入する会社が後を絶たないのだと言えそうです。実際に私がそうだったのですが、大手3社の料金体系は便利でもないサービスがあちらこちらにくっついていて、何だかわからない内に結構な金額になっているので少し騙されているような気分でした。
少し寄り道
電波を扱うスマートフォンは電波法という規制を受けます。電波は少し知識があれば簡単に誰でも発信することが出来るものなのですが、ルール(規制)が無い中で皆が好きに使うとあちらこちらで電波同士がぶつかって使い物にならなくなります。電波の交通事故ですね。これを解消する為にルールを設けたのが電波法です。つまり、交通整理のような法律なのですが、携帯電話やテレビに使用できる便利な電波の使える範囲が限られているので、一部の企業にのみ開放することになって他社が簡単には参入できない形になっています。その為、電気やガスと同じように電波も独占状態にあります。
格安スマホと大手3社の比較
”格安スマホ”は名前の通り大手3社のdocomo , softbank , au と比べて格安を売りにしています。格安にする為に各社はコストを削っている訳ですが、どのような所で差が出ているのかを簡単に纏めて表にしました。一部例外はありますが、大体の傾向としてこうなっていると考えて下さい。
差異 大手3社 格安スマホ 格安スマホの特徴
お店 全国多数展開 無い お店がないのでネットで手続きをする。
支払いはクレジットカード。
サポートはネットのみ。
スマホ
機種
豊富 種類が少ない 格安が売りなので最新機種のような割高な機種は無い。
但し、既にスマホを持っているなら大体は流用できる。
電話 基本料が高い
通話料が安い
基本料が安い
通話料が高い
無料電話は無いのであまり電話をしない人向け。
ネット 電話とセット
速度制限(下記にて説明)までの容量が大きい
電話無しでネットのみ有り
速度制限までの容量が少なめだが選択出来る
外出先で大量の動画や山盛りメールを見ない人向け。
テザリング(下記にて説明)してない人向け。
その他 専用のアプリ・メールアドレス有り 専用のアプリ・メールアドレス無し 大手3社が提供している専用アプリ・メールアドレスが不要な人向け。
格安スマホの利点と悩ましい点
格安スマホは条件が揃えばかなり良い話です。月々7,000円程度掛かっていた維持費が嘘偽りなくに2,000円程度に抑えられます。例えば、電話を殆ど使わないし長電話もしない、仕事用のメールといった添付ファイル山盛りのメールも滅多に来ない、外出先で2時間以上毎日動画を見たり、高画質の画像をスマホで収集したりしない。家には家用のネット回線があって、無線ルーターや無線モデムがあってwifiを使っている人です。逆に言うと、毎日色々な人と電話をしていたり、家には戻らずに常に外でスマホを相手にしていたり、家のネット回線を接続する為にスマホや携帯電話の電波の回線を使っている(これをテザリングと言います)場合は格安スマホは辞めておいた方が良くなります。
テザリングとは
電話の通話料とネットの容量はどれくらいか
大手3社と格安スマホの基本料金の差額は5000円程度かと思いますが、余裕を持って基本料の差額は4,000円で考えてみます。この時、使用する量で料金に差が出てくるのは電話とネットですので、この二つの料金の合計が4,000円以下に抑えられるなら十分検討する価値があります。
電話の場合、大手3社は無料プランが多いので仮に0として考えてみます。格安スマホの電話料は大抵の場合1分40円 (30秒20円)です。もし1週間に2回、5分の電話をする場合は月に1,800円くらいになります。結構高い印象を受けますが、電車等の交通機関を利用している最中は電話が出来ない状況ですし、多くのやり取りはメール主体となってきているのであまり電話をしていなかったりします。実際にどれくらい電話をしているかは毎月の料金明細をみると計算出来ますので、それを見るのも良いでしょう。また、長時間の電話をする人は今までも電話回線を使用せずにLINE等のネット電話を使用している場合があると思います。ネット電話は次に説明するネットの容量の方の話になり、電話代が掛かることはないので電話回線の電話を殆どしない人は基本料に追加で500円見ておけば十分だと思います。また、多くの会社で1分20円になるアプリがあります。
ネットの場合、問題になるのは速度制限までの容量です。格安スマホですと大体3ギガ(= 3,000メガ)までは普通の速度で、それを越えると普段よりもかなり遅くなる仕様になっています。この3,000メガがどれくらいかと言いますと、youtubeやにこにこ動画といった動画20分が50メガくらいです。月曜日から金曜日に毎日通勤時間で20分の動画を往復見るとした場合、2,200メガ必要になります。画像は物にもよりますが1枚で大きくて3メガくらいで普通は0.5メガ以下です。ネット電話だと10分で4メガ。掲示板やツイッターのような文字の物は殆ど計算に入れる必要が無いくらい小さいので、例え速度が低下してもさほど気にならないでしょう。つまり、3ギガの契約なら基本料の範囲内に大抵は収まります。でも、少し余裕を持って使うといった場合には、5ギガ(= 5,000メガ)で+600円程度、更に多い人は10ギガで+1,700円程度なので、ネット大好きで沢山使う人でも電話を多くしない限りは十分検討する価値があります。またこの速度制限までの容量ですが、スマホから携帯電話の基地局にアクセスした場合の容量ですので、ネットをよく利用する人でも実際には家での使用がメインで、家にいる間はパソコン用の回線にwifiで接続しているような人でしたら、家での使用時間は速度制限の容量にカウントされませんので思ったよりも少なくなるかもしれません。
ここまで計算すると、かなり多くの方が格安スマホに変える利点が出てくるかと思います。ただ、月々の支払いが安くなるかも?と思っても、移行の処理とか手数料掛かるだろうし億劫だろうな〜とか、そもそもどうやるものなのか良くわからない状況だと思います。それについては次の頁で説明していきます。
格安スマホへの移管には何が必要になるの?準備と手数料→→
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最終更新日:2015年10月09日