格安スマホとは
初心者向け、格安スマホ新機種のぷくぽく式 性能チェックのコーナーです。

ASUS ZenFone2 Laser をふわゆる分析

さくっと言ってしまうと「無難なスマホ」
パソコンのマザーボードで有名なASUS(エイスース)から8月初旬に発売されたZenFone2 Laser。格安スマホ会社では早速、UモバイルとDMMモバイル、そしてIIJmio、ニフモにビッグローブと大くの会社が商品化している製品です。この製品に似た名前で、もう少しお値段の高いZenFone2というスマホがありまして、ZenFone2は変わったモノが好きな人が買う尖がったスマホなのですが、Zenfone2 Laser は尖った所を削ぎ落としてマイルドな性能になっています。特徴を一言で説明すると「無難なスマホ」と言えます。例えば、友人から「ZenFone2 Laser ってどうかな?」と聞かれたら「これと言った特徴も無いけど、3万円弱で性能それなりだからあり」と答える製品です。「Intel入ってる」のZenFone2は決して初心者にはお勧めしないスマホではありますが、そこから挑戦心を無くすと今回のZenFone2 Laserになり、変わりモノ好きには物足りないものの高くない価格で無難なので割とお勧めし易いスマホと言えるでしょう。
使い勝手は大きさ次第、まずは大きさから順に見ていきます
それでは早速、大きさから見ていきましょう。比較対象として同じ価格帯で同じ画面サイズ(5インチ)のスマホも見ていきたいと思います。
同クラスでの大きさ比較表
機種名 画面
(inch)

(mm)

(mm)
厚み
(mm)
重さ
(g)
ASUS
ZenFone2
Laser
5.0 144 72 10.5 145
HUAWEI
P8 lite
5.0 143 71 7.7 131
ZTE
Blade S
5.0 144 71 7.7 132
ASUS
ZenFone5
5.0 148 73 10.3 145
KYOCERA
S301
5.0 144 73 10.8 146
ALCATEL
idol2s
5.0 137 70 7.5 126
freetel
XM
5.0 142 70 7.8 132
競合品と比べて特別大きくも小さくもなく、片手で持てる大きさの限界に収まっています。少し気になるのが厚みでして、公式には3.5mm〜10.5mmになっています。持ち易いように、ということで背面が丸みを帯びているので薄い部分を3.5mmと表現しているのだと思いますが、厚さは多少厚い方が頑丈な訳ですから、脆そうに感じてしまう3.5mmをわざわざ主張されてしまうと「これ大丈夫?」と不安になってしまいました。本製品は特にこれといった特徴も無いので、アピールしたい箇所が無かったのかな...?と邪推してしまいます。変わりまして、重さは同クラスでは重い分類ですが極端な差ではないので問題無しです。実際にどれくらいの大きさや重さなのかを確認したいけども、近場には無いんだよね〜という方は、Galaxy S6やXperiaTM Z4あたりが同じくらいなので触ってみてください。
さて、軽くないのに薄さを主張しているZenFone2 Laserですが、カタログ性能には載ってこない「使い勝手の性能」に何か悪影響が出るような設計をしていないでしょうか?それでは使い勝手が大丈夫なのか、電源ボタンや音量調整ボタン、スピーカーなどの配置を確認していきましょう。
無難な形ですね。直ぐに気付く残念な箇所としては、背面のスピーカーです。横方向に長く取っていて背面は緩い丸みを帯びているので多少は改善しているのですが、手でスピーカーの穴を塞いでしまう配置ですね。私のスマホが似たような位置なのですが、家族にお勧めのニコニコ動画を見せようとして床においた時に、背面のスピーカーの穴が塞さがって音量が小さくなって音が篭ってしまううなんて事が起こってしょんぼりします。改善されているとは言え、これと同様の現象が起きる形ですね。また、音周りに関することで音量ボタンが人差し指で楽々操作なのが売りのようですが、私としてはピンときません。音量が意図せぬ操作で動くのはかなり不快なので、スマホの重さを支えている面にボタンを配置するのはちょっとどうなんだろうという感じです。尚、今回はSIMカードの位置について記載はありませんが、SIMカードのスロットは裏のカバーを外したバッテリーパックの上にあります。バッテリーを簡単に外せるのに仕様はバッテリー交換不可なのは何故なの?となりますが、多分マーケティング的な理由っぽいです。買い替え需要が無いと売れないからなのかな〜(?−?
全体の話ですが、背面の丸みを帯びるのに力を使った分、その他の取り回しは特に力を注げなかったといった印象ですね。ただ、お皿のような緩い丸みは良い感じだと思います。最近の薄型に多いのですが、カクカクしているとスマホの重さを支えている手の箇所に角が当たる形になって痛いです。スポーツでも球技が数多くあるように、人間が物を持とうとした時にはやはり丸みが重要ですので、丸みに焦点を絞り、他は後回しにした製品と考えて良いのではないでしょうか。他の箇所で惜しいというよりも不自然なのが、電池交換が出来ないことですね。最近のスマホは殆どが電池交換不可なのでこの子だけが駄目という事ではないのですが、やはり電池は消耗品。もし愛機になるのならば、交換可能にして長く使いたいというのが人情でしょう。希望があるとすれば、あまりに交換が簡単なので、何処からか対応したバッテリーが発売されて購入できるようになるかもしれません。
尚、スマホの色ですが、黒or白or赤になります。金のような奇抜な色ではありませんが、目立つなら赤ですね。赤いマザーボードが好きなASUSらしい色の選択だと思います。外で目立たないほうがお好みなら黒で、鞄の中などで見失いたくないなら白か赤が良いのかなと思います。黒は無難で良いのですが、鞄の中では目立たないのが難点ですね。最近はメタルな外装のスマホもありますが、スベスベぽちゃんするので個人的には本機のようにプラスティックの方が好みです。電波を扱う製品なので金属外装はあまり良くない(電波を外装が吸収してしまう)という話もちらちら耳にしますね。
パソコンとしての性能は安定性重視
それでは次にパソコンとしての性能を見ていきたいと思います。こちらも同価格の他製品と比較して表にしてみましたが、安定した性能と価格を両立した製品だと言えます。私がパソコンを自作する時に行なうような、CPUはそこそこの性能でメモリ大目なので、性能が安定していて扱い易いバランスに仕上がっています。
同クラスでのパソコン性能・比較表
機種名 CPU
(GHz)
コア数 主メモリ
(GB)
SSD
(GB)
バッテリー
(Ah)
ASUSI
ZenFone2
Laser
1.2 4 2 16 2.4
HUAWEI
P8 lite
1.5
+
1.2
4
+
4
2 16 2.2
ZTE
Blade S
1.5
+
1.0
4
+
4
2 16 2.4
ASUS
ZenFone5
1.2 4 2 8 2.11
KYOCERA
S301
1.2 4 1 8 2.3
ALCATEL
idol2s
1.2 4 1 8 2.15
freetel
XM
1.2 4 1 16 2.3
画面の細かさ(解像度)ですが、KYOCERAのみ960×540、他は1280×720です。最近はフルハイビジョンなスマホもあるのですが、このスマホでも5インチで1280×720なので、これを25インチにすると5倍の6400×3600、つまり4Kテレビ以上の細かさです。もう少し荒い筈の私のスマホでさえ十分綺麗なので、この機種の細かさなら文句無し。HUAWEI P8 liteのレビューと同じ内容になってしまいますが、高級機種はそもそもオーバースペックです。このサイトでは紹介しませんが、そのような高級機種ですと画面が細かすぎるので写真が相対的に小さく表示される事もありますし、画面が大きい分だけ動きも遅くなるのであまりお勧め出来ないのが本音です。つまり、このスマホくらいが程よい細かさです。他を見ていくと、CPUは8コアの製品と比べると見劣りすると言えます。ただ、実際には8コアあってもソフト側が使いこなせないでしょうし、基本的に寝ているコアばかりになるので4コアでも差は殆ど無いでしょう。一方、バッテリーの容量が大きいのは素晴らしいですね。性能を前面に押し出すような挑戦的な所はありませんが、なかなか堅実な作りだと言えるでしょう。
一応カメラ性能について
カメラ性能については下表の通りです。この価格帯のスマホになるとそれなりには使えるカメラになっているので特に問題は無いのではないでしょうか。
同クラスでのカメラ性能・比較表
機種名 メインカメラ
(画素)
前面カメラ
(画素)
ASUSI
ZenFone2
Laser
1300 500
HUAWEI
P8 lite
1300 500
ZTE
Blade S
1300 500
ASUS
ZenFone5
800 200
KYOCERA
S301
500 200
ALCATEL
idol2s
800 130
freetel
XM
800 100
売りとしてはレーザーを使ってピント調整が早いといった物のようです。私は過去に修学旅行で使い捨てカメラを使って撮った風景の半分以上がピンボケしていてショックになったことがあるのですが、ピント調整が早い本機のようなカメラであればピンボケ率はかなり下がるでしょう。安定して構えられない不慣れな人には実際便利な機能だと思います。
最新機種だからこその心配
さて、恒例のチェックの時間です。これは最新機種、ですので他では「最新=良い!」なのかもしれません(ある意味では正しいです)が、当サイトでは「最新=信頼不足!」。とは言え、実績の無いものを評価しようも無いので、スペック表に表記されない為に一番疎かにされて危なそうな強度面をチェックしてみることにしました。
強度を調べるならば実物を借りて強度試験機(破壊試験機とも言えるもの)で何十個も割ったりする方が正確なのですが、当然のように出来ないので、同じ会社の同じような製品と寸法・重量を比べてみてみました。比較対象はZenfone2 Laserの9ヶ月前に登場したZenFone5です。
同じ会社の9ヶ月前のスマホと比べた場合
機種名 画面
(inch)

(mm)

(mm)
厚み
(mm)
重さ
(g)
ASUS
ZenFone2 Laser
5.0 144 72 10.5 145
ASUS
ZenFone5
5.0 148 73 10.3 145
比較した結果、縦横寸法にやや小ぶりに、厚みも概ね差が無いことが分かります。前機種のZenFone5でも特に壊れ易い報告は無く、寸法的にも大差が無いZenFon2 Laserも大丈夫そうです。心配するとすれば最初に記述した厚みの最低が3.5mmのところ。丸みを帯びた所の寸法ですので、薄さが気になるにはなるのですが、丸みによって衝撃が緩和されやすい形状なので想像以上に強いのではないでしょうか。直ぐに壊れて困るわぁという製品ではなさそうです。
まとめ
最初にも書きましたが、各社が採用するだけあって「無難なスマホ」でしたね。尖ってはないけど性能的に渋い所には気を配っているのが印象的でした。また、セルスタンバイ問題にも対応済み(メーカーに確認したら実験してしてセルスタンバイ現象は起きなかったとの回答有り)ですので、困っている方にも良い製品かもしれません。採用しているAndroid5.0も大分安定してきているようなので移るならそろそろ良い時期でしょう。
最後に、他のスマホについての全体的な話や、格安スマホを使用する時の月額使用料の細かい話を知りたい方、そもそも格安スマホって何か良く分らない方は、下記のリンクから詳しく解説しておりますのでよろしければご参照願います。上から順に見ていただけるとより分り易い造りになっています。さくっと格安スマホ会社での月額利用料を調べたい方は「格安スマホ会社の比較〜」の所を見て下さい。ネットを大量に使う場合は「ネットセレブ」の方が分り易いです。
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最終更新日:2015年08月28日